コワいものしらず
【事務員さんの不定期通信】 2026年9月3日 掲載
ちょっと更新が滞ってしまいました、事務員さんです。
皆さまこんにちは。
気が付いたらもう9月ですってよ。何この月日の流れの速さ!
子供の頃はお正月なんか指折り数えてまだかまだかと思ってたのに、
このトシになると、正月終わればすぐにお盆だし、9月の法事終わったと思ったらまた正月だよ。
先日のお義母さんとの会話。
「年をかさねると、1日があっという間、一週間があっという間、1か月があっという間、そして1年があっという間」
いや、ほんまに。
私、お義母さんが大好きなのよ。
最近ちょっと食が細くなったのかな。こないだも「ポテト食べへん?」ってこっちにお皿を寄こしてたし。
お義母さん、たくさん食べて、元気で長生きしてくださいね。
でもどうしてもおなかいっぱいなら、任せてね。ポテトも、何なら、そのハンバーグも。
さて、本日のお題「怖いもの知らず」。
自信いっぱいで恐れるものが何もないさま。と、辞書にはあるけど、
これは特に子供の生徒さんに多い印象。
子供のころって確かに、まだ経験値浅いし、恐怖を刷り込まれていないから、結構怖いもの知らずだよね。
ところが、大人になるにつれて、辛酸を嘗め続けたりすると、いろいろなことに対して身構えてしまったり、
先入観や恐怖感を持ちやすくなる(と思う
あと、人間としての矜持、人前で演奏するときに、よく見られたい、上手に弾きたい、と思う気持ち、
それが、「間違えたらどうしよう?!」と相まって、戦闘モードにスイッチ。
そうするとアドレナリンが過剰分泌され、アドレナリンを生成するためにノルアドレナリンがすごい勢いで産出、
結果、血圧上昇、動悸、生理的振戦と、ろくなことがなくて、そんな状態にビビッて、ついには負のスパイラルに突入してしまう。
これは、人前で演奏する人にとっては永遠の課題だと思います。
「練習がきちんとできていれば、緊張なんかしないでしょ!」
こんなことを言う先生は、音楽の先生である前に、人の気持ちを理解できない人か、
ハガネの精神力で「弱さ」を知らない人か、地球人のフリした火星人か、このうちのどれかだよね。
「楽しんで弾いてきてね!」
これもよく聞くありがたいお言葉ですが、
心臓が口から半分出ている状態で何が楽しいものか。
おとなの生徒さんにレッスンさせていただくとき、私はとにかく、深呼吸を促します。
深呼吸って、けっこう侮れなくて、自律神経を整えるのにとても良いのです。
1.息を長く吐くことで副交感神経が優位になり、緊張や不安が和らぐ
2.新鮮な酸素が脳に届くことで、スッキリ気分爽快になる
3.全身に酸素が行き渡り、緊張が緩和する
4.リラックスした脳内には幸せホルモンのセロトニンが分泌される
このメカニズムを知っているだけでも、だいぶ緊張が和らぎます(当社比
ただし、やりすぎると過換気症候群を誘発するので注意が必要です(汗
3回くらいで良いと思います。
そうすると、たいがいの大人の生徒さんは、リラックスして弾いてくださいます。
多少間違えたって良いんです。だって人間だもの。
舞台に立つときも、お客さんは決して粗探しをしに来ているわけではなく、応援に来てくれているんだ、と思い込むことです。
だってホラ、アイドルのライブとか、すごいでしょ??みんな味方でしょ?
そう、ご自分がアイドルになったと思うのです(`・ω・´)
そして、よく言うのは「お客さんをカボチャと思えばよい」というもの。
ハロウィンのジャック・オー・ランタンがコロコロ並んでいると思えば楽しいでしょ?お菓子クレー
事務員さんの体験談。
若き日の事務員さんは、声楽のお友達(とても美人)の伴奏を頼まれ舞台に立っておりました。
それなりに緊張して挑みました。手汗がすごくて、指が小刻みに震えて困っていました。
声楽の彼女も、歌う前にこちら側を振り返って合図をくれたのですが、その顔がド緊張MAXで目が吊り上がっている。
まあ、それでも5分くらいは何事もなく進んでいったのですが、そこで事件発生。
その公演は、親子を対象としたものだったので、会場は当然親子連れで溢れかえっていたのですが、
一番前のど真ん中に陣取ったガキ子供ちゃんが、なぜかユラユラと揺れている。
私は譜面台に置いた楽譜と、声楽の彼女の横顔に目を向けていたのだけれど、
どうもその子供ちゃんの動きが視界の隅にフレームインしてくる。
で、ちょっと気になってしまって、譜めくりするついでにチラッと右目を走らせたら、

笑わせにきてやがった。
思わずブッと吹き出しそうになったけどなんとか我慢して、はて歌い手は大丈夫かと横顔を見たら、
子供ちゃんから必死に目を反らし、ほぼほぼ天井見ながら歌ってる。
でもね、その子供ちゃんのおかげか、緊張がフッと緩んで、後半はリラックスして弾けたのよね。
歌い手の彼女もそう言ってた。ガチガチ吊り目はすっかり優しい聖母マリア様みたいなまなざしになっちゃって、
トークなんかも繰り広げちゃって、楽しい親子deコンサートになりました。
ちなみにその変顔子供ちゃんはコンサートのあと、ロビーでお見送りしている私らにデレデレしながら近づいてきて、
歌い手のお姉さんに「おねぃさん、カワイイね💛」と言っていたよ。
このタラシめ。将来が恐ろしいね。
変顔しなかったら、アンタがいちばん可愛かったよ。
